Artisan 99式 レビュー

Artisanから発売されているコントロールタイプのマウスパッド「99式」をついに手に入れたのでレビューしていきます。

発売されてからしばらく売り切れが続いており、黒は入荷するものの抹茶については音沙汰がなかったのでずっと待っていたんです。

抹茶…俺は抹茶が欲しいんだよ…ッ!

ということで、年末のタイミングでやっと買うことができました。

プロトタイプの時からType-99と呼ばれていたのでそのまま正式名になったみたいですね。

目次

Artisan 99式とは

Artisan 99式は止め性能を重視した滑走面を持つマウスパッドで、Artisanシリーズの中では最も遅い滑りのコントロールマウスパッドです。

黒・グレー・抹茶の3色展開です。明るすぎず暗すぎない絶妙な抹茶色、最高に良いです。待った甲斐があったというもの。

  • サイズ: L(420x330mm), XL(490x420mm), XXL(500x490mm)
  • 硬度: XSOFT, SOFT, MID

サイズも硬度も3種類から好みに合わせて選べます。99式に関しては、今販売されているFXシリーズでいうと唯一Mサイズが存在しません。コントロールタイプなんだから低感度でぶん回せという言葉が聞こえてきそうです。

触り心地は零のようにサラサラというわけではなく少し毛羽立ちを感じますが、飛燕キ83のようなザラ感というわけでもないです。横方向に手を滑らせると布の縫い目に対して直角になるため、毛が浮き上がって抵抗を感じます。

個人的にはアームカバーなどなくても問題なく使えます。私はKIBUの両面アームカバーでしか試していませんが、表側で使うと問題なく裏面だとかなり相性が悪かったです。

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初動はちょい重めで、バランスタイプのコントロール寄り…ではなく明確にコントロール系です。

今回購入したサイズはXL、中間層はSOFTです。恐らくXSOFTだと沈み込みでコントロールに転びすぎるかなと思ったので。MIDとは迷いましたが遅めのスピード感が特徴であれば、ストッピングちょっと遊べた方が面白いかなという思いでSOFTにしました。

外観とデザイン

カラーは抹茶、右下にArtisanのロゴと99式の名前がプリントされています。

毎回「アーチサン」なのか「アーチザン」なのか、はたまた別の読み方なのか迷うんですけど、振り込み口座見ると「アーチサン」が正しそう。

Aritsan 99式のXLサイズは490x420mm。スケールで実測したところ487x417mmで、3mmほどマイナス方向ですが誤差範囲内かなと。

SOFTの厚みは4mmです。デジタルノギスで測ってみると、測定位置によってほんの少しバラツキがありましたが、平均的には4.3~4.4mmでした。中間層も表面も柔らかめな質感です。

エッジのステッチ処理はいつも通り表面より低く、勢い余ってマウスがマウスパッドから飛び出しそうになっても引っかかりを感じません。

高品質なポロンベースで防滑性高め、平坦なのでうねりが少なく孔などもありません。元々この素材を使い始めたのはArtisanで、現在発売されているポロンベースの海外ブランドは基本的にArtisanに影響を受けています。

MIDだと中間層が硬いのでちょっとしたことで机からズレてしまう可能性がありますが、SOFTからXSOFTだと結構粘ります。少なくとも木の机だとゲームプレイ時に大きく動くようなことはありませんでしたが、手首に汗をかいたり、強く押し付けるようにするとかなりブレーキがかかるのでズレることも。

レビュー

触ってみるとすごい布感。語彙力な…。

縦方向になぞるとスムーズですが、横方向になぞるとやや織り目が毛羽立って優しいフィードバックがあります。ただし、いずれのマウススケートでもそういった表面のテクスチャ感みたいなものは感じません。

接写で見てみたら縦方向に縫い目が通っていて、通常のマウスパッドとは90度方向が違いますね。大体横方向にいくんで。99式の滑りはXよりYの方がわずかに速いかなと感じます。

これまでのArtisanシリーズとは全く異なる初動の重さや止めやすさ。マウスを滑走させ続けるには力を加える必要があり、常に引きずり感が若干あるので止めやすさはピカイチです。初動は馬鹿げたレベルの重さではないので、その辺りは扱いやすいように設計されてるんだなと感じました。

昔コントロールタイプでいうとCorisar MM200を使った時に、とにかく動摩擦も静摩擦も高すぎてメチャクチャだった記憶があります。最初は面白れぇッ!とか思ったんですが、コントロールでも静摩擦まで高すぎるとなかなか思った通りのマウス操作ができないですね。

Aritsanの中でも「」がコントロールバランスに属するとすると、「99式」は完全にコントロール域に振り切っています。他のどのArtisanシリーズよりも遅い。

たぶんみんな同じこと思ったと思うんですが、零よりちょっと遅いくらいだろと思ってると「?!」となります。

他のブランドのマウスパッドと比べると、ZOWIE G-SR IIみたいなコントロールパッドかなと思います。

月並みですが、フリックショットなどがよく出るVALORNATやCS2ではその力を遺憾なく発揮します。OW2やMarvelsといったトラッキングベースのゲームでは、私の場合頭で考えている軌道とマウスの動きの鈍さがこんがらがってエイムが迷子になることがありました。当然慣れもあると思いますけど。

速乾性のある素材を使っているらしく、湿気などの影響も弱めかなと。

まとめ

Artisan 99式は今まで同社にはなかったコントロールタイプのマウスパッドで、スピード感よりも止めやすさを強く重視する方にはとてもおすすめです。

まだそこまで長く使えてないので長期的な耐久性についてはこれから検証していこうと思っているものの、よくある他のコントロール布パッドよりも長持ちしそうな気がしています。Artisanですぐダメになったマウスパッド今までにないってのもあります。

零を使っていてもっとスピード感の遅いマウスパッドが欲しいなーと思っていたら買い替え候補として面白いと思います。

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