600Hzという極めて高いリフレッシュレートに対応した最新モニター「XL2586X+」のアナウンスがBenQ ZOWIEからありました。
540Hzに対応した同社のゲーミングモニター「XL2586X」の後継機となります。
XL2586X+とは
XL2586X+はEsports向けに設計されたゲーミングモニターで、残像を減らすDyAc2という技術を搭載し、画面の動きが激しいFPSゲームにおいて真価を発揮します。
基本的なスペックやデザインはXL2586Xと同一とされ、リフレッシュレートが600Hzと高くなっています。合わせて価格は999ドルと、XL2586Xの949ドルよりも50ドル値上げされています。
- 24.5インチ1980×1080フルHD
- リフレッシュレート600Hz
- Fasy TNパネルの超応答速度
- 残像低減技術DyAc2搭載
- 色が鮮明になるビビッドカラーフィルム
- オート設定変更システム
- ベアリング入りのスタンド
残像低減技術のDyAc2が極めて優秀で、残像感が一気に消え去ります。
ビビッドカラーフィルムも地味に色の鮮明さが底上げされるのでGOOD。
オート設定変更システムはXシリーズから使えるようになったもので、これを設定するとわざわざゲームごとに設定をいじる必要がなく、勝手に切り替わるようになります。
こちらでXL2586Xは細かくレビューしてるので参考にしてみてください。これに単純に60Hz上乗せされたという感じなのかなと思っています。触ってないので憶測の域を出ませんが。
600Hzは誰向けなのか
これから540Hz買おうかなと思っていた人には思わぬ伏兵の登場という場面で、最強スペックを目指すなら600Hzに照準を合わせることになりそう。ただ今すでに540Hz持っている人が600Hzに乗り換えるべきか?というとそれはどうかな…。買い替えにかかる費用を正当化できるほどのパワーアップでもない気がする。
少なくとも600Hzに到達できるのはCS2やVALORANTといった極めて軽いゲームくらいで、それ以外のゲームが主な目的であるならば240Hzや360Hzじゃ駄目なのか一度熟考したほうが良いです。
更に言うとゲーミングPCもハイエンドクラスが求められ、スペックの高いCPUやグラボを積んだものじゃないとモニターのスペックを引き出しきれない可能性が高いです。
XL2586X自体はかなり良いモニターなので、「XL2586X+」が良いモニターなのは疑いようがありません。ですがこの60Hzの違いにどれだけの価値を見出せるかは個々人に委ねられそうです。
今から540Hzか600Hzで迷う人には、迷わずいけるとこまでいこうぜ!ってことで600Hzおすすめしちゃいます。
- アメリカ: 1月15日発売
- 日本:2月中