SOUNDPEATS CCイヤーカフ レビュー

子育て中だったり、仕事に必要だったり。音は聞きたいけど、周囲の音が聞こえなくなるのは困る…人という方は多いのではないでしょうか。

SOUNDPEATS CCイヤーカフは耳を塞がないデザインなので、耳の中にイヤホンを入れるのが嫌な人や、周りの音も聞き続けたい方、骨伝導型は合わなかった…などという悩みを抱えている人との相性が抜群です。

ちょっとでっかいイヤリングみたいに、意外とおしゃれな部分もありますよ。

目次

SOUNDPEATS CCイヤーカフとは

コスパの良いイヤホンを提供し続けるSOUNDPEATSは、少し前に発売した「GoFree2」のようなオープンイヤー系のモデルも発売しています。実はこれが結構反響が良くて大量に売れたようで。

そこで引き続き耳を塞がないタイプとして開発されたのが、今回の「CCイヤーカフ」。これはイヤリングのように耳の外側に挟むだけで使えるため、ノーマルイヤホンのように耳奥まで突っ込まなくて良いという強みがあります。

いわば究極の開放型イヤホンとも言えます。

GoFree2とは違って耳の上にかけて使うタイプではないため、メガネとの干渉も少なく、耳裏が痛くなるようなこともありません。

スペック

基本仕様

カラーブラック, イエロー, ホワイト
本体寸法 (ケース込)31.34 x 14.69 x 29.05 mm
素材シリコン/ニッケル・チタン形状記憶合金
イヤホン片側の重さ約5g
イヤホン+ケースの重さ47.34g
防水規格IPX5
ドライバー12mmデュアルマグネットダイナミック
再生周波数帯域20Hz – 20KHz
マイクあり
アプリPeatsAudio対応
マルチポイント対応
ゲームモード対応
3Dオーディオ対応
ダイナミックEQ対応

Bluetooth

バージョン5.4
対応プロファイルHFP, AVRCP, A2DP
対応コーデックAAC, SBC
通信範囲10m

バッテリー

イヤホン容量35mAh
ケース容量350mAh
最大再生時間6h / 24h (充電ケース併用)
イヤホン充電時間32分
充電ポートUSB-C

購入先

定価7,280円
販売先Amazon
コード

実は元々の製品名は「PearlClip Pro」というため箱とかBluetooth名ではそのように表記されますが、分かりやすさ重視で製品名はCCイヤーカフに統一されることになりました。

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外観とデザイン

C型シェイプをしていて、両先端が球状のように膨らんでいます。丸みを帯びた優しいデザイン。なんか可愛いのよ。

Rの部分はニッケルチタン形状記憶合金ワイヤーで、しなやかさと弾力性を持っています。基本的に耳に面す部分はほぼ液体シリコン素材となっており、長時間の装着に耐えられるような肌触りです。

どこから音が出ているんだろうと思ったら球状のこの部分でした。逆側の球にはケースで充電するためのポゴピンがついています。

チャージャーケース

箱から取り出して一番最初に気づくポイントなのですが、ケースが通常のイヤホンに比べて大きい。中央はLEDインジケーターでバッテリーの残量を確認できるのと、右側のやや装飾っぽいボタンは押し込むとLED点灯できます。後長押しでペアリングかな。

GoFree2は形状的に大きいのはうなずけますが、意外とNothing Ear(1)とかも大きかった。こう見てみるとそんなべらぼうに大きいわけではありません。

イヤホンがこんな感じで収納されているのでこの横幅が長いサイズになるのは必然。

レビュー

今回のCCイヤーカフは妻にもつけてもらって意見を聞いてみました。

GameGeek
  • 耳の穴に入れないのにかなり音は聞こえる
  • 音質も十分に良い
  • しばらく着けていると着けていることを忘れる
  • ケースがちょっとデカい
  • マルチポイント機能が嬉しい
  • 音漏れはちょっと気になるので電車は微妙か
  • 価格がとても安い
  • マスクを外す時に落ちやすいので注意
  • 接触している部分は多少かゆくなることもあるが、耳の中がかゆくならない強みがでかい
  • 音は普通に良い感じ
  • ケースから出して立ち上がるまでが速い
  • ケースでどの方向にイヤホンを入れればいいか迷う
  • イヤリングっぽくて見た目がオシャレ

ざっくりとしたメモ書きレビューを書き残すとこんな感じになりました。ここからいくつかピックアップして見ていきます。

ユニークな装着感

耳を塞がないイヤーカフということで、耳の外側を挟むように装着します。これが落ちないくらいにはしっかりハマるくせに強く挟むような圧迫感がないため快適に使うことができます。

普段慣れないつけかたではあるので、最初はちょっとだけ違和感があるかもしれません。ずっと長くつけているとたまに少し痛くなりますが、ちょっと上下に調整すれば大丈夫なレベル。

耳の穴に突っ込むノーマルイヤホンに比べると耳の穴周りがかゆくならないのが圧倒的なメリット。総合的にはかなり快適です。

実測値としての重さは6.2g程度でした。私が愛用しているAirpods 4は4g程度なのでそれよりも重くなっていますが、負荷的には大して変わらないはず。

GoFree2のときは耳かけタイプだったのでメガネと直接干渉してしまいましたが、このCCイヤーカフは接触させずに使うことができます。ただしマスクを外す時はイヤーカフもそのまま巻き込んでしまう可能性がかなり高いため、落とさないように注意が必要です。普通に忘れてマスク外したらたぶんイヤホン吹っ飛んでいきます。

驚きの音質

耳には挟んでいるだけなので音が遠いのかなと想像していましたが、意外にもボリュームは大きくしっかり聞こえます。

12mmのデュアルマグネット大口径ダイナミックドライバー搭載。音質に関して言うと、耳の中に入れてないくせに普通に良いじゃないかと驚くレベル。7,000円で完全オープンタイプでここまでの音鳴らせるなら十分じゃないかと。いわゆる昔でいうやっすい有線使った方がまだマシ、みたいな感じでは全くないです。

さらにダイナミックEQを使って低音を強化することもできます。デフォルトでオン状態になっていましたが、オフにすると結構低音がスカッたので迫力が欲しい人は基本オンにしておいた方が良さげです。私はオン。

音漏れはどうなんだ、という話になるかと思いますが、それなりにします。ただし自分に聞こえるボリューム体感ほどの音漏れはしてないかなという印象。電車では小さい音量にしておけば横に座っている人に迷惑かからないはず。そこそこ大きめにしておくと何聞いてるか判別できちゃうかも。

マイクはぼちぼち

こういったワイヤレスイヤホンのマイクって、申し訳ないけどそんなに良かった試しがないのですがCCイヤーカフも似たようなレベルです。ぼちぼちといった感想。

ただし別に配信とか動画撮影するわけじゃないので、実際にiPhoneで通話時に使ってみた感じだと全く問題なく使えるレベルですね。普通にスマホで喋るよりも外部の漏れ音がノイズキャンセリングされるっぽいので、やや聞き取りやすくなっているイメージ。

イヤーカフタイプは音楽を聞くだけじゃなくて、普段から仕事で電話するけど両手をあけておきた方みたいな、ビジネス用途でも結構使えますよ。逆にビジネスマンにこそおすすめしたいような気もするね。

左右のチャンネルが入れ替わるユニーク機能

イヤホンは右左関係なくチャージャーに入れてOK。っていう最初説明文を読んだ時、じゃあモノラルなわけ?どういうこと?と不思議に思ったわけです。

どうやらチャージャーケースにイヤホンを入れて蓋をすると、10秒で自動で左右のチャンネルが適切に入れ替わるようです。

つまり、次回あけた時は右側に入れたイヤホンがRとして、左側に入れたイヤホンがLになっているため、気にしないでケース収納しても良いとのこと。面白い上に実用性高いです。

ただポゴピンがある方を内側にしないと充電されないのでその点は注意。適当に突っ込んでも入っちゃうは入っちゃうので、この方向だけは一応確認しておかないと次取り出した時に電池ないってことになりえます。

ケースから出すとすぐにiPhoneに接続するようになっており、体感この接続スピードが結構上がっているのは進化ポイントですね。

それと、わずか10分の充電で2時間の再生が可能とされています。充電忘れてた場合でも急速充電ですぐに使えるレベルに持っていけるため安心。

マルチポイントはそれなりに有能

3歳児はギリギリつけられるレベル

本機と複数の親機(PCやスマホなど)に繋げられ、音が再生されている親機に自動で接続されるマルチポイントに対応しています。

私が試してみたところは以下のような要素がありました。

  • 音の同時再生は不可
  • 再生中の機器で基本排他処理がかかる
  • 2つ同時に音を流しておいて接続されている方の音を切るともう片方に繋がる
  • 電話着信は優先されそう

PCとiPhoneで試したのですが、PC切断→iPhone接続は時間が5秒ほどかかりました。ここがスピードアップしたら最高かな。逆にiPhone切断→PC接続は1秒くらいでかなりシームレスだったけど、組み合わせによるかも。

例えばMacBookでNETFLIXを見ている状態で、iPhoneに着信があった時。NETFLIXの再生が勝手に止まって、iPhoneの着信音が聞こえます。通話に出て話し、切断すると今度はMacBookのNETFLIXがまた再生されます。

というように非常に便利です。

アプリ PeatsAudio でできること

専用アプリである PeatsAudio に対応しています。スマホでインストールして使いましょう。

基本触ることができるのはモードの変更やタッチコントロールのカスタマイズ。後はEQですね。

タッチコントロールの内容をカスタマイズできるのは結構ありがたいです。ただちょっとセンサータッチが若干しにくいのがたまに傷か。

まとめと総評

耳の穴を塞がないタイプって最近需要が激増している気がするんですけど、正直どれも完璧にはしっくり来なかったのはあるんですよね。結構いいなと思ってもだんだん使わなくなっちゃうみたいな。

今回のCCイヤーカフはかなり気に入ってるので使い続けると思います。

メガネに全く干渉しない、長時間つけてもそんなに気にならない、意外にもボリュームは大きく音質が良いなど使い勝手が非常に良い上にたった7,000円で買えるというメガコスパっぷり。

育児・仕事など耳を塞げないライフをお過ごしのあなたにはぜひ一度手にとってもらいたい製品です。

提供: SOUNDPEATS

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