
Pulsar Gaming GearsのX2シリーズに最新作の「X2 CrazyLight」が登場。
クレイジーライト?!という名前の通り非常に軽いのが特徴で、Pulsarもついに40gを切るゾーンに突入してきました。
加えてクリック感がかつてない程良いレベルに調整されており、相当な実力を備えたマウスとなっています。
Pulsar X2 CrazyLightとは

X2シリーズはXliteで人気を馳せたPulsarが発売している左右対称型のワイヤレスゲーミングマウス。少しお尻側にトップピークがくるのと、寸胴なフラットサイドが特徴的なシェイプです。
代々X2シリーズにはMiniとMediumという2つのサイズが展開されていましたが、CrazyLightに関してはMiniサイズの1つのみとなっています。
X2はCrazyLightの前にV3が登場していましたが、私は全然知らなくていつの間に発売してたんだと驚き。手元にあるのはV2なので少し古いものになりますが、比較していきます。
スペック
基本仕様
カラー | Black, White, Pink, Green, Grey |
全長 | 115.6mm |
幅 | 61mm |
高さ | 36.6mm |
重さ | ±35g with dot skates |
±37g with regular skates | |
センサー | XS-1 Flagship |
DPI | 32,000 |
IPS | 750 |
加速度 | 50g |
ポーリングレート | 8000Hz |
メインスイッチ | Pulsar Optical Switch |
サイドスイッチ | TTC |
ホイールスイッチ | |
エンコーダー | Pulsar Blue Encoder |
LOD | 0.7 / 1.0 / 2.0mm |
Motion Sync | あり |
バッテリー | 200mAh |
ソフトウェア | インストールタイプ |
購入先
定価 | 16,390円 |
販売先 | Amazon |
コード |

外観とデザイン

まずはこの可愛い外箱から見てほしい。雲だか綿あめをイメージしたようなポップな字体がたまらなく可愛い。
X2 CrazyLightは先にも紹介した通り、今までのX2でいうミニサイズ(SIZE 1)となります。
- Mini (SIZE 1): 115.6 x 61 x 36.6 mm
- Medium (SIZE 2): 120.4 x 63 x 38 mm
X2シリーズにはLargeという概念がないのでこの2つのサイズですが、CrazyLightに関してはミニ一択。小さすぎて手が合わないという人は残念だけど、ミニが好きな人には最高。
カラーリングは5色と豊富な展開です。私はベーシックな白を持っていますので、ちょっとギャラリーがてら写真を見てみましょう。






クリックで拡大できます。

コーティングはほどほどのグリップ力。X2V2の方がちょっとグリップ力ある気がしますが、個人的には問題ない範疇でした。

ドングルはいつものPulsarらしい形をしていて、透明なのでマウスが接続されるとLEDが光ります。LEDの色変更とかオフオンできるかなと思ってソフト見てみましたが、設定は変えられなさそうでした。
最初から8Kポーリングレート対応なのが嬉しいところ。
シェイプ

X2 CrazyLightは左右対称型のシェイプをしています。




横から見た時の特徴で、トップのピーク部分が中央よりもやや後ろ側に位置しています。Endgame Gear OP1などに似た形状です。横から限定ですけどね。
よりケツ高マウスとしてX2H Miniなどがありますが、それよりもやや柔らかいカーブを帯びた形です。
後ろ側から見てみると結構左右の両端までコブが高めなまま広がっているので、指のつけ根などにフィットしやすくなっています。

底から見ると分かりやすいのですが、サイドがかなりフラットでくびれというものがほとんどありません。この辺りはLogicool Pro X SLシリーズに通ずるものがあります。
加えて横幅が結構あるので、両サイドを掴んだ時はずんぐり感が結構ありますね。キュッと細くくびれたサイドよりも、がっしりと掴む方が安定するならしっくりきそうです。

マウスボタンはやや波打つような形をしており、指をそえやすくなっています。指をボタンに沿うようにフラットに置いたところ、割といけなくもない…と思ったのでマイルドなかぶせ持ちにも対応していると思います。
結構どんな持ち方でも使えるかも。汎用性高め。
レビュー

Pulsar X2 CrazyLightの性能を見ていきます。
かなり軽いぞ

最初から貼られてくるのがレギュラータイプのマウスソール。これは0.75mm厚で、取り付けた状態の重さが38.4gでした。±37gという表記だと許容範囲かな。

レギュラーソールを剥がし、代わりにドットソールをトータル6個貼り付けた状態で計測すると36.6gとなりました。ソールだけで約1.8gの軽量化。

CrazyLightにはUHMW-PE Dotが16個付属してきますが、これらはどちらかというとガラスパッドなどと相性が良いタイプですので、私はKIBU製のノーマルドットソールを貼り付けました。安くていいんだよね。
とっても軽いです。ソリッドシェルでこの軽さはやはりすごい。クリックが軟体化してる可能性を考えましたが、過去一レベルの良いクリック感なんで全く問題ありませんでした。

ただマーケティングで少し気になったことが。少しだけ。35gで広告してる割には、最初に貼られているソールがレギュラー(37g)なんですよね。だったら最初からソール貼らないでおくか、ドットソール貼っておくべきでは?とか思ってしまった。
今までのXシリーズでベストなクリック感

初期のX2はメインクリックに微振動のようなものがあって、跳ね返りでバインバインするので使いにくかったんですよね。
で、X2V2でそれなりに改善されたかなと思ったら、今度はX2 CrazyLightですんごく良くなってる。パキッとスナッピー、今までのを考えると100点満点です。

メカニカルのような鋭くて気持ち良い音とはならないけど、光スイッチとしてはかなりレベルの高いクリック音・クリック感に仕上がっています。
今までのX2ユーザーはこの点だけでも買い替える理由になると思ってます。愛用してるなら試して欲しい。
XLATでクリック応答速度を計測してみようと試みましたが、上手くデータが計測できなかったため諦めました。

サイドボタンもスクロールホイールも文句なしに良いです。サイドボタンのスイッチはTTCでした。
ウェブドライバーはまだだった




X2 CrazyLightはPulsar Fusion Driveというソフトでは認識しないため、公式サイトから別途ソフトウェアをインストールする必要があります。
いわゆる単発ソフトが1つ増えるという。これあんまり好きじゃないんですよね。Fusion Driveにまとめて欲しい、ていうかウェブドライバー欲しい。
内容自体は以下のような形。
- キーアサインの変更
- モーションシンク
- デバウンスタイム
- DPI
- ポーリングレート
- LOD
- マクロ
次世代機には登場するんじゃないかなと個人的には踏んでます。キーボード用のやつはもうすでに出ているのでね。
価格について
価格は税込で16,390円です。
X2V2は1Kドングルしかついてこなかったことを考えると順当な値段かなと思います。
他のマウスと比べると、中華格安系とブランドフラッグシップ系の中間に位置するあたり。同じ価格帯だとATK Blazing Sky F1 Ultimate やHitscan Hyperlightなども優秀ですが、「Pulsar Gaming Gears」というタイトルはかなりでかいかなと思います。
総評とまとめ
ここまでPulsar X2 CrazyLightを見てきました。
30g台の軽さと、改善されたクリック感が何より素晴らしく、既存のX2ユーザーでも買い替えるべき明確な強みとなっています。ただしMINIサイズしかないので、ノーマル版の人はごめんなさいですね…。

提供: Pulsar Gaming Gears