Pulsar PARAGLIDE XL レビュー

Pulsar Gaming Gearsから発売された「ParaGlide XL」マウスパッド。

以前から販売されている「ParaBrake」「ParaControl V2」「ParaSpeed」の3つに続く第4のパラシリーズマウスパッドですね。

上記3つの中で言うと最も近いのが「ParaControl V2」ですが、それよりもわずかにストッピングパワーを足したような感覚となります。

Pulsar ParaGlide XLとは

Pulsar ParaGlide XLは3,480円という低価格が売りとなるマウスパッド。安いけどそれなりに品質が担保されているので、いわゆる安かろう悪かろうではない良さがあります。

価格は安いけど安定している信頼のVAXEE PAよりもさらに500円くらい安いという、かなりコスパが高いマウスパッドです。

外観とデザイン

外箱はフラットパッケージではなく丸まって梱包されてくるタイプ。取り出した直後は少し巻き癖がありますが、そんなにひどいものではありません。数日もすれば綺麗にとれます。

カラーはブラックとオレンジの2色展開で、今回私の手元にあるのはオレンジ。Artisan 零のオレンジに比べると少し色彩が薄いというか、鮮やかさが控えめな色味です。

ロゴは右下に小さくプリントされています。表面とは素材が異なりますが、小さくて省スペースなので特に気にならないと思います。

サイズは490x420x4mmとよくあるXLの寸法です。

底面は安いマウスパッドでもよく採用されるナチュラルラバー。ですが、このラバーちょっとこだわってるのかもしれない。

というのも、他の似たようなラバータイプに比べて防滑性が地味にあるからです。このタイプは結構ズレちゃうことがあるんですけど、ParaGlideはほとんど動きません。

厚みは4mmで、中間層は結構硬めです。Artisan 零のMIDが55 、SOFTが27だとすると、 ParaGlideは50という数値になりました。 ほぼMIDに近い硬さになります。

硬いと一定のスピードを維持しやすくなりますが、逆に力を込めて摩擦を微調整するマイクロコントロールを苦手とします。ドットソールだとその点やや改善されるでしょう。

ステッチは表面よりも少しだけ高く、エッジを振り抜くとやや段差を感じるかもしれません。

表面の織り方はこのようになっています。横方向に編まれた、よくある布マウスパッド代表的なタイプですね。

レビュー

Pulsar ParaControl V2はややハイブリッド感のある表面なのに対し、ParaGlideはコントロールタイプでよく見かける布タイプな感触です。手でなぞるとちょっとした毛羽立ちは感じますが、逆立っているわけではなく抵抗感もやや薄め。

マウスを滑らせてみた感覚でもParaGlideの方がやや抵抗感のあるちょいコントロール寄りな印象ですね。特に滑りの良いマウスソールで確かめてみると顕著に感じるかもしれません。

スピード感的にはマウスパッド一般ていうところのコントロールバランス～バランスあたりに属します。初動は軽めなので結構扱いやすいです。

Artisan 零, BenQ ZOWIE G-SR-SE Bi, VAXEE PAなどに近いスピード感ですが、中でもG-SR-SE Biが最も近く、零とPAはややParaGlideよりも速い印象でした。

やはりポロンのしっとり感には敵わないものの、ナチュラルラバーでも中間が硬めに作られているためその辺りの価格差を感じにくくなっていますね。逆に柔らかいしっとり中間層が良ければこのマウスパッドではないかなと。

表面を精査してみても歪んだり波打っているような箇所は見受けられず、品質は悪くありません。なのでこの3,480円という価格帯では相当良いマウスパッドだと思っています。

総評とまとめ

ここまでPulsar ParaGlideを見てきました。

5,000円以上するマウスパッドが増えている昨今、逆に価格の安いマウスパッドを狙って出す場所も少しずつ見受けられます。しかし、わずか3,480円でここまで安定したマウスパッドを出せるのはやはりPulsarだからだなと感じますね。

予算を抑えつつバランス～コントロールバランスの使いやすいマウスパッドを探しているなら良い選択肢が現れました。

提供: Pulsar Gaming Gears