Cherryから新作スイッチMX2A登場

メカニカルスイッチを開発し、長らくメカニカルキーボード業界を牽引してきたCherryよりついに新作スイッチが登場します。その名もMX2A

  • 打鍵音を良くするために響きを改善
  • 一億回の打鍵に耐える(MXは500m〜1000m)
  • 全てのドームがリング状にルブ済み
  • ソケットドームの形状が円状凸型へ変更
  • スプリングの構造が改善
  • ステム形状が少し変化

スイッチの色はそれぞれ赤、茶、青、黒、銀、静音赤、静音黒の7つが発表されており、さらにRGBに光るタイプも追加されます。青軸はクリック感を生み出す構造上の理由から内部のルブなどは行われていないようで、スイッチの種類によってちょっと違う点があるみたい。

ルブについて

潤滑剤は低摩擦で長期にわたって使えるようにオイルベースで配合されています。これはキーボード界隈で鉄板と言われるKrytox 205g0の成分を参考にしています。これらはソケットドームに塗られ、スムーズなキーストロークと静音性を確保します。

カシュッと言った軸の擦れ感って打鍵感の天敵なんですけど、それがなくなってるなら最高。

スプリング形状

まっすぐな円筒型であった従来のスプリングから、中央が少し盛り上がったバレル型スプリングになりました。これにより高速な打鍵が繰り返されても形状が崩れないような設計です。

ソケットドームにあまり干渉しなくなるため、よりスムーズで擦れのない打鍵になっています。

ステムの進化

打鍵の安定性と精度を高めるため、ステムのデザインにも変化が加えられています。

内部に6つの突起物が円状に並び、スプリングがセンターからブレないように定位置に抑えます。これは王冠のように見えることからクラウンと呼んでいるようです。

ソケットドーム

打鍵時の擦れ感を軽減するため、ソケットドームは滑り性能を向上するために円状凸型になりました。さらにスプリングのセンター維持にも効果があります。

ダイヤモンドで研磨された表面が超スムーズな打鍵感を生み出します。

ガイド

トップハウジングにステムのガイドリブが設計され、擦れ感の軽減に一役買っています。こちらもダイヤモンド研磨済み。

キーのがたつきを減らすのにも効果的なんじゃないかと思います。

接点

1億回以上の耐久値を誇り、さらに1ms以下のデバウンスタイムという超高速っぷりなGold Cross接点を採用。

4KHzや8KHzのポーリングレートを見越した設計だそうです。

まとめ

最近ではラピッドトリガーのある磁気スイッチばかりがフォーカスされがちですが、タクティカルFPSをあまりプレイしない人は特段恩恵を感じにくいかと思います。それならこういった安定性や打鍵感が追求されたと思われるスイッチを選ぶのは理に適っています。

私もまだMX2Aスイッチは触ったことがありませんが、とても楽しみ。これからMX2Aクローンのスイッチがどんどん増えていくだろうと思うので、まずは本家でバシッと不動のスイッチを作ってもらいたいですね。

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