BenQ ZOWIEから同社としては初になる540Hzの高リフレッシュレートのゲーミングモニターXL2586Xが発表されました。また、240HzのXL2546Xも同時に発表されています。
いずれもLCDのモーションブラーを激減させて映像をクッキリと見やすくするDyAcテクノロジーの進化版、DyAc2を搭載しているのが目玉。新しいデュアルバックライトデザインと合わせると前バージョンよりも残像感が減っているとか。
XLシリーズでずっと採用しているTNパネルの応答速度はかなり速く、今では十分速くなったと言われるIPSと比べてもその優位性はまだ揺るぎません。実際にオーバーシュート率などを計測すればその優秀さが分かります。OLEDには敵いませんが…。
新Fast TNパネルでは新しい電気伝導設計により、画像の鮮明さが向上しています。また、通常のパネルに比べると35%のカラーパフォーマンスの向上が見込まれます。
高さ調整機能は工業グレードのベアリングボールによってスムーズになるそうで、モニタースタンドを使っている場合には朗報です。モニターアーム勢にはあまり影響ない変更ですね。
その他、24.5インチ、TNパネル、応答速度0.5ms、320cd/㎡、1000:1コントラスト、フリッカフリー(DyAc2オフ)、HDMI2.1×3、DP1.4×1、ヘッドホン端子、アイシールド付属、S.Switch付属、Black eQualizerやColor Vibrance搭載、XL setting to Shareもあります。
XL2546Xは499.99ドルで予約開始しています。日本円に記事執筆時点のレートをかけると70,000円ちょい。型落ちとなるXL2546Kは74,000円ちょっと。現状ならXL2546Xが日本に入るまで少し待つのはアリですね。値段がどう転ぶかは分かりませんが。
XL2586Xの値段の詳細は不明です。