巷で非常に評判の良い安価なワイヤレスマウス「Scyrox V6」。色々噂は聞いていたんですけどね、遂に触ることができました。
HTS+のクローンモデルで、8Kドングル同梱なのに価格は11,800円とコスパ抜群なマウスです。
ポジティブな話がたくさんある本製品ですが、ココがちょっとなと思うところもあるので、メリットもデメリットも両方紐解いていきましょう。
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Scyrox V6とは
サイロックスと読むのかスカイロックスと読むのか私の中でまだ揺れている最中ですが。どうやらサイロックスが多数派なのでそれにならうことにします。
Scyroxは香港発の新興マウスブランドと思いきや、どうもLAMZUのサブブランドらしいという噂が。スマーフ?
今回紹介するScyrox V6はG-Wolves HTS Plusのクローンモデルで、左右対称形のワイヤレスミディアムサイズマウス。
重量が40g強と本家よりも少し軽く、かつ値段は半額近くになっています。どっち買うってなったら迷わずV6だよなと思っちゃう出来。
外観とデザイン
40g強と軽量ながらハニカム構造なしのソリッドシェルで、軋みなどなくビルドクオリティは良好です。特段高級感のあるような見た目ではなく、良くも悪くも一般的なプラスチックマウス。
カラーはブラック・ホワイト・ブルーの3色です。コーティングはややグリップ感弱めのよくあるスタンダードなもの。ラバーのようなフィーリングのRazerなどに比べてグリップ力は劣ります。
やや脂キャッチャーなので、汚れが気になる人はブラック選ばない方が無難かもしれません。
左側面にScyroxのロゴがプリントされていて、そのすぐ下にはLEDインジケーター。電源やDPIなどはここから確認できます。
底面はステッカーや情報のない超シンプルな作りです。ソールガイドあり。
センサー真上が電源ボタンで、センサー真下がDPIボタンとなっています。
レビュー
Scyrox V6のあれやこれや。
- ちょい長HTS+クローンシェイプ
- 43gとかなり軽量
- オムロン光学スイッチかぁ…
- 8Kドングル同梱で1.2万は安いぞ
- ウェブドライバーあり
HTS+なシェイプ
サイズは119 x 55 x 40mm。クローン元であるHTS Plusと比べると、ほんの少し長くなっています。大きすぎないミディアムサイズマウスが欲しいなら一考の余地あり。
程よいふくらみのあるトップシェルで、つかんでもかぶせてもしっかり手のひらにおさまる感じがあります。言い換えればややバルキーというか、ちょいゴツめとも考えられるので、すっきりしたスリムなマウスが欲しいなら他に選択肢があるでしょう。
横から見たカーブはG Pro X SLかなと思ったのですが、お尻部分はScyrox V6の方が短くなっています。全体的なサイズで言うと、縦にギュッと縮めた感じ。なのでSLがでかいと感じてたら良いサイズです。
サイドはほどほどくびれていて、強い逆ハの字形になっているのでかなり持ち上げやすく、切り返しは得意。親指もカーブに沿ってロックできるし、マウスボタンのくぼみに指をはめられるので安定感があります。
重さはかなり軽いけど
Scyrox V6をスケールで測ってみると、実測で42.8gとなりました。公称値は40gなのでそれよりも2.8g重いから、これは誤差範囲をちょっと越えたレベルか。
ソール剥がしたタイミングで本体のみの重量を測ってみましたが、41.6gでした。
とはいえ本家のHTS Plusより軽いことは軽いですし、持ってみると吸い付くような軽さで良いです。重量バランスも適切で片寄ってないし、モックアップのように感じるライトさ。
オムロン光学スイッチか…
個人的にオムロン光学スイッチはあまり好きじゃないんですよね。跳ね返りの強さとそれが原因と思われる甲高いクリック音がどうしても苦手で。ただ好きな人多いみたいなので、私の方がマイノリティであることはここで言及しておきます。
これでちょい残念に思ってしまったのはあります。クリック感と音はメカニカルに敵わないとも思っていますし。
一応XLATでクリック応答速度計測してみようとしましたが、8K・Competition・デバウンス0msで400〜700マイクロ秒程度の数値が出ました。なぜ正確な数値として出していないかというと、定期的に40000マイクロ秒みたいな跳ね方をするため、標準偏差がとんでもないことになってしまったからです。
うーん確かオムロン光学ちゃんと測れたよな?とは思っていて…でもなんかあんまり自信なくなってきた。とりあえず計測不可ということにしておきます。もしファームウェア的なバグ入ってるなら直してもらいたいですけどね。
他のボタンにも言及しますと、サイドボタンのプリトラベルはほとんどなくてストローク深め、ちょっとスイッチ音がうるさくて優秀とは言わず普通かなと。
スクロールホイールは回転が軽くて、1ノッチの分離感は弱めですが個人的には全く問題なく使えるレベル。ただしクリックがかなり硬くて、とっさに押し込もうとすると指が硬直します。ここはイマイチポイント。
8Kドングル同梱は嬉しい
最初から8Kドングルが付属してくるのは、11,800円という価格を考えると破格の待遇と言えます。
波打っていてベトベターみたいなちょっと変な形状しているのが気になりますが、8000Hzポーリングレートでぶいぶい言わせる頼もしいやつです。
バッテリーは250mAhなので8Kで使うと消耗はかなり速いと思われます。2Kとか4Kで使うのがパフォーマンスと電池寿命を天秤にかけた時に良い塩梅になるんじゃないかなと。
こう考えると、パフォーマンスを引き出すためにバッテリー犠牲にしてもいいし、バッテリー長持ちさせたいならポーリングレート落とせばいいしと、自分の裁量でバランスとれるようになってきたの良いですね。
ウェブドライバーあり
インストールタイプではなくウェブドライバーが用意されています。
ビジュアル的にも分かりやすいし、使い勝手は悪くないです。ひとつの画面内に全ての設定が収められているのも中々良い。ページ送りしなくてもいいって地味に嬉しいよね。
そんな大きくないブランドでもこういうウェブドライバーを手配できるなら、たぶんすでにキット化されてるのかも。それをちょこっと自社用っぽく改造するだけで良いみたいな。もしそうだとすると、ウェブドライバー出さないのは甘えですな?!
コスパやばし
- HTS Plusのクローン形状
- 基本的なビルドクオリティは高い
- 40g強という軽さ
- 3950センサー搭載
- 8Kポーリングレート対応ドングル同梱
- 価格は11,800円
8Kドングル同梱でこれは安い。価格以上のプレミア感みたいなものはありませんが、価格以上の性能を持った優秀なマウスであることに疑いの余地はありません。
総評とまとめ
Scyrox V6はHTS Plusのクローンモデルで、スペック高めなのに価格がぐぐっと抑えられています。
いくつか気になる点…ホイールクリック硬い、サイドボタンイマイチ、コーティングやや弱めなどありますが、優秀な形状と42.8gという軽さでイマイチ部分を補って余りある強さを持ちます。
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