2024年に発売・紹介したおすすめのゲーミングマウスランキング。紹介してないマウスは載っていませんのであしからず…。
ランクは独断と偏見に基づきます。
項目部分をクリックすることでリストの整頓が可能です
- 重さはほぼ全てスケール実測値
- クリック応答速度はXLATで計測
- 定価は記事執筆時点のもの
Razer Viper V3 Pro
- 平べったいViperシリーズ
- ビルドクオリティは完璧
- 最強のコーティング
- 54gとほどほどの重さ
- Razer Focus Pro 35Kセンサー搭載
- 8Kドングル同梱
- 価格は26,480円
Razerの人気Viperシリーズの最新作「Razer Viper V3 Pro」はV2までの形状からは一新され、洗練されたモダンな見た目と変貌を遂げます。シェイプに少し手が入り、トップピークが高くなりました。逆に言えばV2が好きだった人にとってはチャレンジとなります。
ラバーのようなコーティングはグリップ力が高いだけでなく触り心地もクセになります。これ1番の推しポイント。
Razerらしくスペックは時代の最先端を先取り。メインスイッチはオプティカルタイプですがクリック感なども問題なく高速反応かつチャタリングなし。
ソフトウェアのRazer Synapseが若干鬱陶しいのでウェブドライバー導入してくれたらベストなんですけど、それでも総合力で言うと超トップクラスの実力を持つマウスです。
Scyrox V6
- HTS Plusのクローン形状
- 基本的なビルドクオリティは高い
- オムロン光学スイッチ搭載
- 40g強という軽さ
- 3950センサー搭載
- 8Kドングル同梱
- 価格は11,800円
HTS+タイプの形状をした42.8gの軽量ワイヤレスマウス。G Pro X SLなどが大きいと感じた人にとってしっくりくるかもしれません。
程よいふくらみのあるトップシェルで、つかんでもかぶせてもしっかり手のひらにおさまる感じがあります。大きすぎないミディアムサイズマウスが欲しいなら良い。
40g台前半で穴なしソリッドシェルなのも強みです。
脂汚れが目立つ・ホイールクリックが硬いなど思う部分はありますし、プラスチックなフィーリングは値段相応ですが、8Kドングル同梱で11,800円という破壊的な価格が全てをカバーします。
VAXEE E1
- EC2の進化型シェイプ
- ビルドクオリティは完璧
- 重さは60gと普通
- 3950センサー搭載
- ドライバーレスで簡単設定
- 4Kドングル同梱
- 価格は23,450円
エルゴシェイプの金字塔EC2をVAXEE流に最先端へ仕上げたのがE1。そもそもVAXEEの創設者はECシリーズの開発に携わったXanver氏ということもあります。
オリジナルの形状を変えすぎると簡単には適応できなくなるので、ベースは基本保つ。その上で少し小型化したり、テールを丸めたりしています。右フロントサイドの高さにも少し違いあり。
ポーリングレートは4Kですが、無線技術にも注力していて非常に安定した接続をキープします。そもそも8Kいるのか問題もありますし…私はいつも2Kか4K。バッテリーの減りも考慮してね。
VAXEEは買って失敗すること基本ないです。エルゴ好きで迷ってたらコレ。
VAXEE x NINJUTSO SORA
- 中身はVAXEE、外見はソラ
- ビルドクオリティは完璧
- 60gと普通の重さ
- 3950センサー搭載
- カラーリングが豊富
- 4Kドングル同梱
- 価格は23,450円
VAXEEとNINJUTSOがまさかのコラボ。人気形状のソラシェイプを使い、中身はVAXEE構造でド安定のビルドクオリティと低遅延無線接続を誇ります。
元々のソラは40gと超軽量でしたが、本ソラは軽さを犠牲にして安定性をとっています。バッテリー400mAhっていうでかいやつ積んでるのもありますけど、60gなので約1.5倍。これに関しては賛否あるかな。
個人的にオムロン光学は実装が難しいと思っていて、めっちゃいい!って思ったこと数回しかなかったんですよね。ソラV2のクリック音もあんまり好きじゃなくて。本ソラではHuanoに変更されていますし、クリックの安定感も向上してかなり満足感あります。
軽さにこだわらず、VAXEEの密度ギッシリが好きで、ソラの形状も好きならパーフェクトマッチ。
WLMOUSE Beast X
- Finalmouseクローンシェイプ
- ビルドクオリティは完璧
- 質感最高マグネシウム合金
- 40gと非常に軽い
- カラーとスイッチの種類が豊富
- 8Kドングル同梱
- 価格は25,500円
WLMOUSE Beast X自体は確か2023年に発売されたモデルですが、日々アップデートが行われており最新センサーに載せ替えたりスイッチを変更されたものが販売されていますので紹介しました。購入する時に種類が多くてちょっと迷うかも。
MINIというのが小さいSモデル、MAXというのが大きいLモデル、その両方とも書かれてないのがMサイズモデルです。
マグネシウム合金という非常に軽くて頑丈な金属製マウスで、プラスチックとは一線を画す質感が強み。すごく良いです。40gとスーパー軽いけど、めちゃくちゃ穴開いてるのだけ気にいるかどうか分かれるかなと思います。サイドは特にですが、指の置き位置が限定されがちなので。
猫ちゃんドングルも可愛いんです。そしてクリック応答速度はワイヤレスマウス界トップクラス。
もはや普通に買えない上、ビルドクオリティに問題大アリなFinalmouse Starlight-12シリーズに思いを馳せるくらいならBeast X買った方が幸福度高いです。
WLMOUSE Sword X
- EC2・E1系のエルゴシェイプ
- ビルドクオリティは完璧
- 質感最高マグネシウム合金
- 48.3gと軽い
- カラーとスイッチの種類が豊富
- 8Kドングル同梱
- 価格は25,500円
WLMOUSEがマグネシウム合金で出したエルゴシェイプのマウスがSword X。私のは完全に初号機カラー。WLMOUSEはカラーリング豊富なのも特徴の1つですが、このパープルとグリーンは一目見てこれしかないと決めました。
見た通りめちゃくちゃ穴抜きされていて重量は48.3gと軽量。シェイプ的にはEC2やE1系統ですが少しだけ後方のカーブがふくらんでいます。なのでかぶせた時のフィット感が強め。
マウスボタンがかなーり硬いので、歯切れ良さと確固たる硬さ、強めの跳ね返りが欲しい人にはとても良いかも。マグネシウムのクリックってカッチーンって感じですごく良いんですよね。
8Kドングル搭載で25,500円。マグネシウムのエルゴ欲しいならイチオシ。
Hitscan Hyperlight
- Viper Miniタイプのシェイプ
- ビルドクオリティはとても良い
- 39gと極めて軽い
- オムロン光学だけど調整GOOD
- コーティング良し
- 8Kドングルは3,980円で別売り
- 1Kでよければ価格は15,980円におさまる
Razer Viper MiniやATK F1 Ultimateによく似たシェイプをした、やや小ぶりな左右対称形ワイヤレスマウス。新興メーカーながら作りは堅牢で完成度の高い一品です。
普段好きじゃないオムロン光学ですが本マウスに関しては調整が上手く問題なく使えたのでそれも得点を高くした要因。ソリッドシェルで39gという軽さ、コーティングも良くてビルドクオリティも良いなど中々欠点が見当たらない。
強いて言うなら8Kドングルがちょっと高め設定というところ。とはいえ同梱セットにしたところで20,000円弱なのでフラッグシップ系よりもやや安い。最近では本当に8K必要か?という疑問もあるので、一見損っぽく見えても自分で選べる方がカスタマー寄りなのかもなと思いつつ。
ATK Blazing Sky F1 Ultimate
- Viper Miniタイプの形状
- 40gと非常に軽い
- オムロン光学スイッチ採用
- 3950Ultraセンサー搭載
- 8Kドングル同梱
- ウェブドライバーあり
- 価格は16,980円
名前が長すぎるけどかなりよく出来たマウス。小ぶりなサイズ感で、Viper Miniに結構似た形状をしています。
ウェブドライバー用意してくれるのはとってもありがたいんだけど、翻訳が上手くいってないのか独自用語っぽいものが多く少し訳わからんくなります。設定は別に問題なくできますけどね、些細なことを言うと…です。
Viper Miniの形状好きだけど、わざわざSEを買うのは高すぎるし、マグネシウムじゃなくていいし…って方には中々良い可能性も。
8Kドングル同梱で16,980円だと、フラッグシップ系マウスに比べて結構安い部類だと思います。特に同系統のHitscanと比べると安さは分かりやすい。
BenQ ZOWIE ZA13-DW
- 遂に出たZA13ワイヤレス
- 他にあまり見かけないシェイプ
- 重さは65.3gとやや重め
- 3950センサー搭載
- 4Kエンハンストレシーバー同梱
- 完全ドライバーレス
- 価格は24,800円
あまりクローンがない独特なシェイプをしたZA13が待望のワイヤレス化。ZOWIEではECシリーズとU2がCWとして販売されていましたが、ZA13からはDWとして次世代モデルとなります。
4K対応と3950センサー載せ替えが大きな進化です。有線のZA13-Cは68gだったのですこーしだけ軽くなっているのも良いポイント。ただもうちょっと軽いと嬉しいかな…。
その分密度の高さは相変わらずで安定します。
価格は24,800円で、大体どこのフラッグシップ系も値段はこの辺で頭打ち感が出てきましたね。結構高いなとは思いますけど、こんなものか。円安ブーストでさらに高くならないことを祈るばかり。
まとめ
ピックアップして紹介したのは10点中8点以上をスコアしたもののみ。
GOD Tierに入っているRazer Viper V3 Proは大体いつも手の届くところにあるけど、常に使っているわけでもありません。色んな新作マウスを周回したのちに戻ると安心するお守り的な立ち位置になってます。
このご時世フラッグシップ系のワイヤレスマウスがどこも25,000円前後と高いのに対し、10,000円台前半〜中盤で頑張るクローンワイヤレスマウスに注目が行くのは納得感あります。
頼む日本、25,000円が昔の感覚的に15,000円くらいに感じられるくらいにしてくれ。
来年もマウスが豊作でありますように。